ピアノのルーツ
現在のピアノのメカニズムが発明されたのは、1709年のイタリアです。
発明者のクリストフォリは、その楽器を“クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ”と命名しました。「弱音も強音も奏でられるチェンバロ」という意味をもった名前です。この名称を省略して、現在では“ピアノ”と呼ばれています。
クリストフォリのピアノ製造技術は、当時のイタリアでは継承しようとする者がなく、ドイツのオルガン製造職人ジルバーマンがピアノ製造を受け継ぎました。ジルバーマンはクリストフォリの発明に改良を重ねてより優れた製品を作ることに成功します。
ジルバーマンのピアノはフリードリッヒ大王に献呈され、1747年にJ.S.バッハが王の前で演奏したという記録もあります。
〈アップライトピアノ〉
19世紀初頭、それまでのグランドピアノのほかに、一般家庭用のコンパクトなピアノが考案されました。
ハープシーコードの弦を垂直に張ったクラヴィシテリウムが18世紀に多数製造されました。
クラヴィシテリウムの製造方法をヒントにして製造されたとされているのが、アップライトピアノです。
1800年にフィラデルフィアのジョン・アイザック・ホーキンズがアップライトピアノの制作に成功し、広い場所を必要としないことで人気となり、広く普及していきました。
アップライトピアノに様々な宝飾を施したものも生まれます。装飾されたアップライトピアノの代表的なものがジラフピアノです。