ピアノの起源

〈弦楽器が始まり〉
全ての楽器を、音を発生する仕組みで分類すると、弦楽器、管楽器、打楽器となります。
ピアノの前身となったチェンバロ、クラヴィコード、ダルシマーなどの起源を追求すると、弦1本だけで成り立つ弦楽器にいきつきます。
つまりピアノはもともと弦楽器だったのです。ハンマーが弦を打って音を鳴らすことに着目すると打楽器の要素もありますが、鍵盤を操作して演奏するということで、鍵盤楽器と言うこともできます。

〈ダルシマー〉
11世紀に中近東からヨーロッパへ伝わったツィター族の楽器がダルシマーです。
台形の共鳴箱の上に弦を張っただけのシンプルな作りで、弦を小さい槌で打って音を発することで、ピアノに近い楽器とされています。

〈クラヴィコード〉
14世紀に誕生した楽器で、キイを押すとタンジェントという真鍮の棒が弦を振動させ、音を発する仕組みです。4~5オクターブの音域が演奏でき、ルネサンス期には最も人気のある楽器でした。

〈チェンバロ〉
キイを押すと、細長い棒状のジャックにとりつけられた爪が弦を弾いて音を発する仕組みで、弦や響板、全体の形は現在のグランドピアノに最も近づきます。
1500年頃にイタリアで誕生し、フランス、ドイツ、フランドル、イギリスと、ヨーロッパ各地へ広まりました。

〈クリストフォリ〉
チェンバロの音は強弱の差が乏しく、ハンマーで弦を打つという現在のメカニズムを発明したのがイタリアのクリストフォリです。


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